問題
水平面上に質量mの物体が置かれている。
水平方向から力Fを加えて動かそうとしたところ
力がf0を超えたときに動き出した。
(1) 面と物体の間の静止摩擦係数μ0を求めよ。
(2) 力Fと摩擦係数μの関係をグラフで表せ。
解答
x軸,y軸を設定し、作用する力を書き込むと、
物体に作用する力は、重力mg、抗力R、加えた力Fの3つとなる。
x軸、y軸に合わせて力を分解すると、
となる。
従って、運動方程式は
{max=F−fmay=N−mg
と表すことができる。
ay=0より
0=N−mgN=mg
となる。
摩擦係数の定義は
μ=fN=tanθ
である。
静止している間は|F|=|f|である。
|F|=f0となったときの摩擦係数は
μ=f0N=f0mg
と表される。
(2) 力Fと摩擦係数μの関係は
となる。