力学 物理学

摩擦係数の定義

問題

水平面上に質量mの物体が置かれている。
水平方向から力Fを加えて動かそうとしたところ
力がf0を超えたときに動き出した。

30-1

(1) 面と物体の間の静止摩擦係数μ0を求めよ。

(2) 力Fと摩擦係数μの関係をグラフで表せ。

30-2


解答

x軸,y軸を設定し、作用する力を書き込むと、

30a-1

物体に作用する力は、重力mg、抗力R、加えた力Fの3つとなる。
x軸、y軸に合わせて力を分解すると、

30a-2

となる。
従って、運動方程式は
{max=Ffmay=Nmg


と表すことができる。
ay=0より
0=NmgN=mg

となる。
摩擦係数の定義は
μ=fN=tanθ

である。
静止している間は|F|=|f|である。
|F|=f0となったときの摩擦係数は
μ=f0N=f0mg

と表される。

(2) 力Fと摩擦係数μの関係は

30a-3

となる。

ad

-力学, 物理学
-, , , ,

S