加法定理を図で示す 三角関数の重要公式である「加法定理」は$\sin$と$\cos$の組み合わせで、間違えて覚えてしまうこともあるだろう。加法定理の証明はいくつかあるが、ここでは図で見て視覚的に理解をしておこう。 まず、角度$\beta$を持つ斜辺が$1$の直角三角形を考える。この直角三角形を角度$\alpha$だけ反時計回りに回転させる。そして、底辺と高さと上部を書き加える。 斜辺が$1$なので底辺と高さは$\cos \beta$と$\sin \beta$である。 回転角$\alpha$は図より、上 ...